文:アストリッド・リンドグレーン 絵:酒井駒子
出版社:岩波書店 出版年:2026年
内容
養父母のもとで寂しく暮らしていたボッセ。10月のある日、むかえにきた魔人とともに、パパの王さまが待つ〈はるかな国〉へ旅立ちます。王子ミオとしての幸せな毎日に、残酷な騎士カトーの影がせまり……。
思い出ひとこと
ピッピやカッレとはまったく雰囲気の異なる、リンドグレーンのファンタジー作品を、いつか訳してみたいと思っていました。
訳しながら感じたのは、リンドグレーンが丁寧に紡いだ物語だということ。少年ミオの父親への思慕、ユムユムとの友情、騎士カトーと戦う勇気――主人公の心のひだを私も丁寧に表現しなければと意識して、訳に取り組みました。
酒井駒子さんの繊細な挿絵も物語にぴったりで、本当に美しい本に仕上がりました。
