エーランド島
カールスクローナを出発したアッカたち一行が、キツネのスミッレをまくために迂回したのが、バルト海の島エーランド島です。島といっても、今では本土のカルマルと橋でつながっているので、私たち人間にとっては、車さえあれば行き来は簡単といえるでしょう。
南北に細長い島の南端には、オッテンビーと呼ばれる王室の領地があります。その領地の最南端であり、エーランド島の最南端でもある岬には、〈のっぽのヤン〉と呼ばれる、スウェーデンでいちばん高い、高さ約42メートルの灯台が立っています。
最初に灯台が建てられたのは1785年ですが、その後、何度か建て直され、1948年には電気化されて現在に至っています。
灯台の展望台へは197段の螺旋階段を使って、のぼることができます。もちろん、私も頑張ってのぼりましたよ(ちょっと膝がガクガク、目がまわりそうにな りましたが......)。でも、のぼってよかった! 上からの眺めは、本当に素晴らしいものでした。南にひろがるバルト海も、灯台のまわりでのどかに草をはむ羊 や牛の姿も、北にのびていくエーランド島の東西の海岸線も、ゆっくり眺めることができました。
灯台の足元には、『ニルス』の物語の中でもふれられている大砲のほかに、左のようなオブジェが置いてありました。ニルスの足跡をたずねる一人旅の身の上としては、なつかしい旅仲間に出会えたようで、なんともうれしかったです。
いつかまた、オッテンビーを訪れてみたいです。
カールスクローナを出発したアッカたち一行が、キツネのスミッレをまくために迂回したのが、バルト海の島エーランド島です。島といっても、今では本土のカルマルと橋でつながっているので、私たち人間にとっては、車さえあれば行き来は簡単といえるでしょう。
南北に細長い島の南端には、オッテンビーと呼ばれる王室の領地があります。その領地の最南端であり、エーランド島の最南端でもある岬には、〈のっぽのヤン〉と呼ばれる、スウェーデンでいちばん高い、高さ約42メートルの灯台が立っています。
最初に灯台が建てられたのは1785年ですが、その後、何度か建て直され、1948年には電気化されて現在に至っています。
灯台の展望台へは197段の螺旋階段を使って、のぼることができます。もちろん、私も頑張ってのぼりましたよ(ちょっと膝がガクガク、目がまわりそうにな りましたが......)。でも、のぼってよかった! 上からの眺めは、本当に素晴らしいものでした。南にひろがるバルト海も、灯台のまわりでのどかに草をはむ羊 や牛の姿も、北にのびていくエーランド島の東西の海岸線も、ゆっくり眺めることができました。
灯台の足元には、『ニルス』の物語の中でもふれられている大砲のほかに、左のようなオブジェが置いてありました。ニルスの足跡をたずねる一人旅の身の上としては、なつかしい旅仲間に出会えたようで、なんともうれしかったです。
いつかまた、オッテンビーを訪れてみたいです。
(2008年1月16日)