お花見の季節になりました。桜前線は、関東から東北へと、北上中です。
この桜前線なるもの、スウェーデン人の友だちによれば、とても日本的なものだそうで、「初めて春に日本にきたときは、天気予報で真剣に解説しているから、びっくりした!」と話していました。それだけ、日本人が桜の開花を心待ちにしている、ということのあらわれでもあります。
桜前線、あらためて定義を調べてみますと、日本各地の桜の開花日を線で結んだもので、天気図の前線のような形になることから、桜前線と呼ばれている、のだそうです。
そして、開花日を決めるのが、気象庁が各都道府県ごとに指定している標本木です。
標本木の桜に、花が5-6輪咲いたら、開花。
標本木の桜に、花が8割ほど開いたら、満開。
花が開いたかどうかは、気象庁の職員が目で判断します(アナログのところが、いいですね)。
日を追って北上する桜前線を眺めていると、開花日が日本の南と北では、1か月半から2か月くらい差があることがわかります。
あらためて、日本が南北に長い国であることを実感する事例ですね。