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世界三大墳墓、つまり、世界で大きい三つの墓は、なにと、なにと、なにか、ごぞんじですか? それは、エジプトのクフ王のピラミッド、秦の始皇帝陵、そして大阪府堺市にある仁徳天皇陵です。高さではクフ王のピラミッドがいちばん高く、体積では始皇帝陵がいちばん大きいのですが、平面積では、464.124平方メートルの仁徳天皇陵が世界でいちばん広いのです。東西の長さ660メートル、南北の長さ840メートル、周囲は2.718メートルもあり、ぶらぶら歩くと、一周するのに小一時間はかかります。

形は、日本特有の前方後円墳で、作られたのは、5世紀前半くらいだそうです。堺市役所21階の展望ロビーから見ると、こんな感じ。

DSCN0199.JPGあまりに大きすぎて、前方後円墳の形を上から見るには、航空写真に頼るしかないそうです(グーグルで見てみよう!)。

さて、仁徳天皇と言えば、「民のかまど」の話が有名です。民家からけむりがのぼっていないのをご覧になり、民の暮らしが貧しいことを知り、3年間、租税を免除した、そして3年後、家々からのぼるけむりをご覧になり、たいへんおよろこびになられ、こういうお歌をつくられた、という話です。

「高き屋に のぼりて見ればけむり立つ 民のかまどはにぎわいにけり」

仁徳天皇陵、正式には、百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)と言うそうです。

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